自分の持ってるスキルはツールに過ぎない。
それを研ぎすますことは当たり前であって、
子どもを預かる上で本当に大切なことは、
それだけじゃない。
志門塾で働くこと、やりがい、モットーについてお聞かせください。
とにかく授業が楽しくて大好きです。自分が所属している高校部は、1クラスの生徒数が多いんですが、その全員の意識が可視化できるような瞬間があるんです。集中力が円錐状に高まって研ぎすまされる瞬間。
感覚的なものなんですけどね。それをコントロールできてる感覚になれると、すごく楽しい。緩めたり、ぐっと引き締めたり。生徒の数が多ければ多いほど楽しいんです。
たぶん、舞台に立ってる感じに似ているのかもしれません。それがうまく、意図した通りに意識や集中力をコントロールできて、子どもたちをしっかり納得させてあげられたときには、一番楽しい気持ちになります。
高校部という立場からお話をすると、高校生を教えてみたいと思う人は、学力に自信がある人が多いです。大学受験を突破させる力に自信があるし、その科目に関しての知識に自信がある人。自分も英語に関してはそうだし、英語力が最大の武器だと思っていました。
でも、10年以上志門塾で講師をやってきて、少し違うことを考えるようになってきたんです。それは、自分の持っているスキルはツールに過ぎないということです。高校生を教える塾の形態って派遣で対応しているところも多く、生で授業をやっている形態が少ない。そういったところで働いている人たちは、彼らの持つ学力をどんどん研ぎすまして戦っている集団です。
志門塾の高校部の講師も、もちろんそこは強く意識します。そして、同時に生徒のこれからの将来に必要な力についても考えます。
志門塾の教育理念は、「人格形成を通して真の学力を上げる」というものです。人格形成に関しては、まず、生徒よりも先に私たち講師が問われることだと思っています。自分がいろんな魅力的な大人の背中を追いかけてきたように、私たちが生徒に見せられる背中であることが、生徒の人格形成につながっているんだと思います。
志門塾の特長・個性を教えてください。
志門塾の講師には、正直で素直な人が向いていると思います。よく、素直な人は伸びるというじゃないですか。あれは、真実だと思っています。自分のやり方にこだわったり、頑固で自分以外の人の意見を取り入れたりできない人は、新たな手段を試せないんですよね。自分がなさ過ぎるのも良くないのですが、正直で素直な方が伸びる。志門塾には、いろんなアドバイスをくれる方がたくさんいますから、切磋琢磨して成長できる環境なんです。
志門塾って、一言で言うと、あったかい塾です。会社とか企業って、もっとドライなつながりだと思っていました。搾取する側とされる側みたいな。でも、誰に対してもあったかいんです。
ここ最近、志門塾に入社してきた人たちは、自分が果たせる役割をちゃんと考えて行動しているのですごいと思います。自分が新入社員だったときよりも明らかに優れています。
ぼくは新入社員に対して出し惜しみをしないと決めています。自分の持っているノウハウをどんどん伝えていきます。きっと、ぼく以外のベテランにもそういった社員が多いんじゃないでしょうか。若手がそれで学んでくれたら、それはとてもうれしいことです。
就活生に何かアドバイスできることはありますか？
空気を読み過ぎて、こざっぱりまとまってる子は志門塾には向いていないかもしれないですね。とんがってた方がいいです。
何か飛び抜けたものを手に入れるために、絶対にものすごい労力と時間を費やしていると思います。その結果がとんがってる状態だと思います。その経験をしてる人というのは、すごく魅力を感じます。とんがっている事実よりも、どうしてとんがったのか、に興味があります。
今後も志門塾は、子どもたちの夢をかなえる場でありつづけることに間違いないと思います。また、それだけではなく、社員の夢もかなえられる会社になっていくのではないでしょうか。
いろんな制約はあるかもしれませんが、例えば、新事業を立ち上げたいと言ったときに、それを応援してくれる土壌がこの会社にはあります。だから、塾という枠には収まっていない会社だと言えます。
最近の就活生は、マニュアルに沿って動いている子が多い印象を持っています。
情報過多の状況に不安も感じます。外からだけの情報を集めるのではなくて、いったん立ち止まって、自分自身と会話する時間をつくって欲しいですね。本当に何がしたいのか、どうしたいのか。仕事選びは未来に向けての大きな選択ですから、自分に一度問いかけてみてください。
