一緒に感動できて、一緒に悔しい思いをする。
関わった大人たちも自然に涙が出る。
先生だからと偉ぶってる暇なんかないですよね。
入社までの経緯を教えてください。
大学時代にある塾でアルバイトをしていました。そのときに教えていた生徒から、夏期講習は違う塾に行って来ますと言われたんです。帰ってきたその生徒が「志門塾はすごく良かった」とすごく元気に話をしてくれたんです。
それが、本当にショックで、何だろう志門塾って、と強烈に印象に残ったことが、後々の入社につながっていきます。大学生のときは教育学部で、小学校の先生を目指していました。
ただ、小学校や中学校の教育実習に行っても、アルバイトでの塾スタイルが身についていたからか、うまく自分の中でかみ合わないんです。自分は学校現場には向いていないのかなと思い始めていました。教育実習では担当の先生から言われた通りにやっていたんですが、一度思い切って変えてみたんです。
先生の指導案を全部無視して、行き当たりばったりで塾のようなスタイルで授業をやってみました。で、さすがにめちゃくちゃ怒られました。「高橋君、あれは違うね、まるで塾みたいだったよ」って。
しかし、子どもの反応はすごく良かった。ステレオタイプな授業に違和感を感じてやってしまったんですが、ぼくはやっぱり学校の授業よりも塾のスタイルの方がいいのかなと感じた瞬間でした。その後、教育実習が終わって教員採用試験を目指すわけですが、なかなか気持ちがそこに向かないんです。結局、落ちてしまいました。
そんな時に大学の就職課に置いてあったパンフレットの中から偶然にも志門塾のパンフレットを見つけた。そこで志門塾に出会ったんです。
これは何かの縁だと感じてしまった。それで、すぐに会社説明会に参加し、試験を受けて入社することになりました。
校舎長になった時の気持ちを教えてください。
入社して2年間、海津校で働かせていただきました。3年目に海津校でそのまま校舎長になりたいと思っていたんですけど、そのお話はもらえなくて、岐阜市の島校の校舎長になりました。最初は右も左もわからない状況で、保護者の方との懇談も苦手意識があって、なかなかうまくいかず、保護者の方に「もう、別の校舎に移ります」と言われたこともありました。
それでもなんとか踏ん張る中で、保護者のみなさんともいろんなお話ができるようになりました。保護者の方が喜んでくれていたら、子どもたちも喜んでくれています。保護者の方にファンになってもらえるとぜんぜん違う状況が開けて、もっともっと子どもたちにすごいものが与えられるんじゃないかと思えてきました。
子どもと真剣に関わる大人は、やっぱり生き生きとしていますよ。笑顔も増えますしね。大人が子どもたちのために頑張るベクトルが、今度は、子どもたちの方からのベクトルに変わります。真剣に関わると、その分そのままの大きさで返ってくる。いい相乗効果を感じます。
未来の新入社員へのメッセージをお願いします。
人を喜ばせるのが、この仕事の良さです。そして、人を喜ばせることに、すごく生きがいを感じています。そういう仕事って、なかなかな無いじゃないですかね。ぼくは、本当に幸せだなといつも思っています。好きな仕事をやらせてもらえて、毎日楽しいと感じています。
働いていて自分がうれしいと思うことは、こんなにいいことなんだなという感覚ですね。多くの子どもたちと出会えて、毎日を充実して過ごせています。新入社員が自分の校舎に配属されてきたときに思ったのは、彼にもこの校舎に来て良かったと思ってもらえるようにしたいということ。彼を笑顔にしたら、絶対に子どもたちも笑顔になるはずです。子どもたちだけじゃなくて、自分の校舎で働く人たちもすべてに笑顔になって欲しいと思う。人を喜ばせるのが、この仕事の良さです。
新入社員の君へ。自分らしく生徒と語ったりおしゃべりすることで、自然に信頼関係は培われると思います。そして、その生徒の成績を上げることももちろん大切です。かっこいいことを言っていても、成績を上げてあげられなかったら、子どもからも保護者からも信頼は得られないですからね。だから、私たち講師は、授業も工夫してやりますし、生徒からの質問対応も数多くこなします。しっかり子どもと向き合いながら、たくさん話をして成績が上がったら先生も生徒もみんなで喜ぶ。一緒に感動できて、一緒に悔しい思いをする。関わった大人たちも自然に涙が出る。先生だからと偉ぶってる暇なんかないですよね。
子どもたち一人ひとりの、その子の人生の中に残ることをやってあげたいと思う。
入社したらこうしたいと願う積極的なエネルギッシュな人だったら、この会社で何でもチャレンジできるのではないでしょうか。